2008年4月26日土曜日

俺の回想録 ≪Part36:新婚旅行≫_Reminiscences_honeymoon_

今日は、私達夫婦の新婚旅行_honeymoon_のお話です。
私達は、結婚式_wedding ceremony_まで準備に時間の余裕が無かったので、毎週日曜日は式場との打合わせでした。
そんな、私達に”幸運な出来事”が起きたのです。
私達の新婚旅行先は、「ハワイ6日間コース」で出発日は式の翌日の予定で申込んであったのですが、式場のミスで新婚旅行の出発日は2日後になっていたのです。
その為、結婚式場の方から旅行先の変更をお願いされて、料金はそのままで「カナダ・バンクーバー8日間コース」か「ヨーロッパ8日間コース」のどちらかに決めて欲しいと言われたのです。
私達は、喜んで「ヨーロッパ8日間コース」に変更して、フランス_French_・ベルギー_Belgian_・オランダ_Netherlands_を回って来たのです。
当時、一般に新婚旅行は東南アジアのグァムかハワイが普通で、ヨーロッパまで行く人は少なかったのです。
私達は、結婚式が終わった後に新幹線で東京に向かい、その夜は赤坂東急というホテルに宿泊しました。
次の日、私達は大きな旅行バッグを引きずりながら都内を歩き、上野駅にある旅行会社の集合場所に行きました。
私達の旅行は、旅行会社の計画したパック旅行でしたので全国から新婚さんが集まったのです。
集合場所には、私達の”パリ方面”以外に”ギリシャ方面”及び”沖縄方面”の人達もいました。
集合場所で旅行の説明を聞いた後、全員が複数の大型バスで成田空港に向かいました。
成田空港に着いたのは、暗くなった夕方6時半位でした。
飛行機の出発までには2時間ほどあり、私達は夕食をしたり初めての空港内のお店を見たりして時間を過ごした後、20時半頃の飛行機で成田空港を飛び立ったのです。
私達のように新婚旅行先が”パリ方面”の他に”ギリシャ方面”の新婚さんも同じ飛行機でした。
飛行機は、成田空港からカナダへ、そして北極を経由してヨーロッパに入りオランダのアムステルダム空港に着きました。
そこで”パリ方面”と”ギリシャ方面”に別れて、私達はパリに向かって再び飛び立ち、フランスのドゴール空港に到着したのです。空港では、フランスに在中の添乗員の女性が私達を迎えに来ていました。
私達は、空港から大型バスに乗りパリの街に入りましたが、そのバスに乗ったのは私達を含む5組のカップルだけでした。
そして、この5組のカップルで旅行期間中は行動を一緒にしたのです。
フランス_French_では、市内観光、古城めぐり等をしました。
私達は、パリに着いた夜に食事とショーが一緒になった「リドショー」を見に劇場に行ったのですが、私は食事が終わりショーが始まる時には”時差ボケ”で眠ってしまい、妻に起こされた時にはショーが終わっていたのです。
妻は、私に「フランスへは眠るために来たの?」と言い、少し怒ってい様でした。
帰りにショーを見た客全員に”帽子の形をしたタバコの灰皿”がプレゼントされたのですが、「眠っていたので、この灰皿は高価な物になってしまったわね」と言われ、20年以上経った今でも家で”その灰皿”を見ると、その時の事が思い出されます。
フランスから、ベルギーへは電車に乗って行きました。
ベルギー_Belgian_では、「ブルージュ」の街を観光して有名な”刺繍”を見たり”チョコレート”を食べたりしました。
ベルギーの後は、オランダ_Netherlands_へ飛行機で行き”木靴作りの工場”や”ダイヤモンドの加工場”を見学したのです。
私は、ダイヤモンドの加工場を見学している時に、加工場で売られていた指輪・アクセサリー等の中から記念にと思い、妻に安価な指輪を1つ買いました。
そして、その日の夕方にホテルへ着いて添乗員の方がチェックインの手続きをしている間の事ですが、私達カップルの間に異様な空気が流れたのです。
それは、ダイヤモンドの加工場で指輪・アクセサリー等の記念品を買ったカップルは和やかに談笑していたのですが、何も買わないカップルは笑顔も無く黙ったままでいたのです。
その時、私は「たとえ極安価の物でも、妻はこんなに喜んでくれている・・・買ってよかった」と思いました。
将来、私達の子供(男)が結婚して新婚旅行_honeymoon_に行く時には、妻になる人へこの程度の気配りはするように話したいと思います。
次の日、アムステルダム空港から日本に向けて帰路に着いたのです。
飛行機が成田空港に近づいた時、私は飛行機の中で「あ~ぁ楽しかった旅行も終わりか!明日から現実の生活が始まるのか」と少し残念な気持ちになり、私達の新婚旅行は終わったのです。
私は、帰りの飛行機で「いつか、もう1度パリに一緒に行こう」と言ったのですが、結婚して23年経ちましたが、まだ行ってません。
今日のお話しは、ココまでになります。
次回は、Part37:子供の誕生_Baby_Born_のお話しをしたいと思います。

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