2008年4月12日土曜日

俺の回想録 ≪Part29:旅行記(旅の終)≫_Reminiscences_Traveler's diary_

今日も、前回の能登半島旅行の続きで福井から東京に戻るまでのお話しをします。
私は、金沢で深夜の映画館を出て駅に向かって歩いていると、あまりの寒さに途中で見つけたおにぎり屋さんに入り、おにぎりを食べながら暖を取り30分程過ごして、駅に向かいました。
私は、この旅行で知り会った秋田の女性達_traveling companion_との待ち会わせのため、時間には早すぎますが、他に行く所が無いので駅のベンチで眠ろうと考えたのです。
駅に着いたのは、朝の5時少し前でした。
私は、待合室のベンチに横になって眠りましたが腹痛で目が覚めてしまいました。
夜中におにぎりを食べたのが悪かったのか?、お腹を冷やしたのか?原因は分かりません。
時刻は6時頃で、その後は眠れ無いまま時間は過ぎました。
時刻が8時になり、彼女達が駅にやって来ました。そして、私を見つけて「お早う御座います。あれ、どうしたんですか?」と尋ねたので、私は腹痛である事を言うと、彼女達は薬を持っていて私にくれました。薬を飲んで、しばらくすると私の腹痛は消えました。
それから、私達3人は電車に乗って福井に向かったのです。
観光場所の「東尋坊」では遊覧船に乗り海上から自然が造った石の壁を見たり、「西山公園」では芝生に座って色々語り合いました。
私は、その時の会話で知ったのですが、彼女達は秋田県横手市の人でした。
彼女達の一人は、裁判所に勤務していて”卓球の選手”で、国体に県代表で出た事がある人だったのです。
もう一人の方は、病院に勤務しているナースで、その病院は有名な建築家が設計した病院でした。
私達は、その日の夕方6時頃に金沢駅に戻ってきました。
彼女達は、金沢に今夜も1泊して、明日秋田に帰るとの事でした。
私は、彼女達と駅前の食堂で食事を終えてから、お互いに旅の安全を願い別れたのです。
そして、私は金沢駅から東京に帰ろうと電車に乗ったのですが、途中の富山駅で下車をしました。
私が、富山で下車した理由は”子供の時に家に来る置き薬屋さんが富山から来ていた”ので、富山とはどのような所なのか?興味を抱いたのです。
私は、太平洋側に住んでおり、再び日本海側の街に来る事は無いかも知れないと思い、夜でしたが観て行こうと思いました。
富山駅前を真直ぐ歩いて行くと右手にお城が見えて、左の方に折れて行くと繁華街があり、私はどこか静岡市に似ていると思いました。
私は、駅前周辺を観て廻り、駅に戻った時には夜11時近くになっていました。
それから、富山駅を11時半頃の”東京行き”の夜行電車に乗り、東京に帰ったのです。
電車の席で眠っていた私が目を覚ました時には、電車は東京に着いていました。
そして、自分のアパートに戻ったのは朝6時半頃で秋なのに非常に寒い朝だった事を覚えています。
その日、夕方になって大家さんが私に電話が入っていると呼びに来たのです。
電話の相手は、彼女達で「今、横手へ無事に着きました。」と連絡してくれたのです。
そして、「また、今度は横手にも来てください。」と言われ、私も「静岡へも来てください。」と答えて、お互い旅での”お礼”を言った後、電話を切りました。
こうして、私のテスト休みの「一人旅」_traveling alone_は終わりました。
そして、また学生生活が始まったのです。
今日は、ココまでとします。
次回は、Part30:冬の北国訪問 _Snowy district_のお話しで、一人旅で知り会った彼女達が住む”秋田の横手”へ訪ねた時の事をお話しします。

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