2008年4月5日土曜日

俺の回想録 ≪Part22:東京での学生生活≫_Reminiscences_Vocational school_Student life_

私は、26歳の春に東京の専門学校_Vocational school_の建築設計科に 入学しました。
入学する前は、この年齢で入学するのは自分だけかと思っていたのですが、入学してみると私のクラスには24~27歳の人が6名いました。その他の人たちは高校からの現役生でした。
私達6名の中には、若い人たちとは馴染めない方もいましたが、私の場合には入学した時にクラス委員長に任命されて、クラスのみんなの前で紹介された事で、クラスの仲間全員と直ぐに馴染む事が出来たのです。
もし、あの時委員長に任命され無かったら、きっと私も他の5人と同じで若いクラス仲間と直ぐには馴染む事ができなかったかも知れません。
学校生活_Student life_は、毎日が課題に追われ忙しい2年間でしたが、今日までの私の人生の中で最も夢中になり、自分が熱くなって生活していた時ではなかったかと思われます。
また、私生活では住んでいたアパートに同じ学校の測量科に私と同じに入学した「遠山君」という23歳の男性と、同じ学校を卒業した社会人の「長田さん」という24歳女性に出会いました。
私達3人は、学校が共通する事から直ぐに友達になりました。
夜、銭湯に行くにも3人一緒でした。また、休日も3人で行動を共にしていました。
私が住んでいた所は、東京でも都心の外れでしたが、夜遅くまで街に音楽が流れて人通りも多く、田舎から出てきた私には「毎日がお祭りの様だ」と思いました。
アパートには、外に40歳位の男性と大学生も住んでいました。
私が入居して6ヶ月程が過ぎた秋、40歳位の男性が長田さんにストカー行為のトラブルを起こし、彼女は都内の別なアパートに引越したのです。
私と遠山君も、長田さんの引越しを手伝い、引越し屋さんのトラックの荷台に3人並んで座り都内を走った事が、今でも私の思い出になっています。
その後、私は学校の課題で毎日が忙しくなってしまい、長田さんとはあまり会えなくなったのですが、遠山君は長田さんのところに会いに行ってました。
ある日、遠山君が長田さんの所から帰って来て、直ぐに私の部屋に来て「今日、僕が長田さんの所に行ったら、長田さんが”今日も青島さんは一緒ではないの”と言ってたよ」と言って、彼は長田さんの様子を報告に来たのです。
そして、彼は「長田さんは、青島さんに好意を持っているみたいだよ」と言ったのです。
私は、その事を聞いて3人で銭湯に行った夜の事を思い出したのです。
それは、私と長田さんの2人が偶然先に銭湯から上がって、外で遠山君の出て来るのを待っている時でした、2人の間に沈黙でしたが、何か感じるものがあったのです。
私は時々、「彼女なら良い奥さんになるだろうな~」と思いました。しかし、私には恋愛感情とは違う友情の様な思いでした。
結局、2人の関係はそれ以上にはなりませんでした。
1年が過ぎ、遠山君は測量科を卒業して故郷に帰ったのです。私は、遠山君と一緒に彼の実家まで送って行きました。
長田さんは、仕事で私達とは同行でき無かったので、遠山君は残念そうでした。
もしかすると、遠山君は長田さんに好意を持っていたのかも知れません。
こうして、私の側から遠山君が去り、そして長田さんも去って行き、私は一人になりました。
しかし、私は2年生になって孤独に浸る余裕はありませんでした。
学校での授業がより忙しくなったのです。_vocational school_Student life_
今日のお話しは、ココまでにします。
次回のブログは、Part23: 離れて分かる家族愛_Family_love_ のお話しです。

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