2008年4月11日金曜日

俺の回想録 ≪Part28:旅行記(旅の友)≫_Reminiscences_Traveling companion_

今日は、前回の能登半島旅行記の続きをお話しします。
私が、能登半島を走る定期観光バス_periodical sightseeing bus_での旅の途中に寄った「巌門」と言う観光名所での事です。
私は、海岸の岩山に大きな穴の開いた「巌門」を見た後、バスの出発までにまだ時間があり休んでいると、近くの店でサザエ等の貝を焼いて売っているのを見つけました。美味しそうな匂いに惹かれた私は、それを買い、近くのベンチで食べていました。
すると、後の方から笑う声がしたのです。
私が振向くと2人組の女性達が微笑んで、バツが悪そうに頭を下げて「あの~、お口の周りに」と言って、私の口に指差したのです。
私は、慌てて口を拭うと手に醤油のタレが付きました。それが、キッカケで彼女達と会話が始まりました。
彼女達は、休暇を取って秋田から旅行_traveling_に来ていたのです。バスには途中から乗っていたそうですが、私は知りませんでした。
お互いに、自己紹介をしてから「どこまで行かれるんですか?」と彼女達に聞かれ、私は「金沢まで行き、市内観光をしてから東京に帰る」予定等を話しました。
そして、「巌門」をバスが出発してから輪島まで私と彼女達3人は、一緒に観光地を見て廻りました。
彼女達は、輪島に宿泊する予定だったので、そこで彼女達はバスを降りたのです。
別れる時、お互いにもう会う事は無いと思い「良い旅をしてください。」と言って、別れたのです。
私は、その後もバスで金沢市まで行きました。金沢に着いたのは午後の7時頃でネオンが輝く夜になっていました。
私は、駅前から歩いて10分位離れたビジネスホテル_budget hotel_に、その日は宿泊したのです。
次の朝、私は寝坊してしまい電話のモーニングコールで起こされた時には、ホテルのチェックアウトの時間を過ぎてしまい10時半になっていました。慌てて、食事も取らずにホテルを出て、市内定期観光バスの出発場所がある駅にいきました。
そして、定期観光バスの案内板を見ると午前中に出発の1日コースは過ぎてしまい、午後に出発する半日コースに参加する事にしたのです。
私は、出発までには時間が2時間程あったので、その間に食事をしたりして時間を潰し、出発30分前に観光バスの発着場に立っていると、駅の方から昨日別れた秋田の彼女達がバス発着場に向かって歩いて来たのです。
私と彼女達は、同時にお互いを見つけて驚き会いました。そして、彼女達も半日コースに参加して3人で観光をして廻ったのです。
その日、観光めぐりが終わりバスから降りた時に、彼女達から「明日、私達は福井の東尋坊 へ行く予定ですが、一緒に行きませんか?」と誘われたのです。
私は、旅費も残り少なくなり、その夜の電車で東京に帰る予定でいましたが、彼女達に強く望まれたので時刻表から旅費を計算して残金と照合したのです。その結果、今夜は旅館に泊まらなければ「東尋坊」へ行ける事が分かったのです。
私は、彼女達と明朝8時に駅で待ち合わせして、一緒に行く事を約束して別れました。
彼女達は、その夜は金沢市内に予約したホテルに泊まるとの事でした。
私は、彼女達と別れた後は一人で駅周辺の繁華街を見て回り、食事を済ませてから深夜でも見れる映画館を探して中に入りました。
館中では、オカルト映画「オーメン」を上映していましたが、殆ど見ないで私は眠りました。
私は、映画館_movie theater_の人に「お客さん、映画は終わりましたよ」と言って起こされて目が覚めたのです。
私は、もう朝なのかと思い映画館を出ると、外は暗く星が出ていました。時計を見たら、朝の4時でした。秋でしたが、外が非常に寒かった事を憶えています。
今日は、ココまでとします。
この続きは、次回Part29: 旅行記(旅の終)_Traveling_ としてお話しします。

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