2008年3月23日日曜日

俺の回想録 ≪Part12:初恋(再会)≫_Reminiscences_Reencounter_

今日も、昨日のブログ「私の初恋」_First love_の続きをお話をします。
私は、地元の中学校に入学しました。
私が、住んでいた町には小学校が東小学校、西・・・、南小学校の3校有りました。
中学校は、1校でそれぞれの小学校の生徒が集まる中学でした。全生徒数が1,500人弱で、私達1年生は440人で11クラスありました。
私が、中学校に入学した時は全生徒が戦後のベビーブームで生まれた子供だったので生徒数が最も多かったのです。
中学に入学して、2週間ほどで自分のクラスにも慣れましたが、別の中学校へ行った彼女のことが忘れられませんでした。
入学当初は、彼女の夢を毎日のように見ました。しかし、小学校とは生活環境が異なり、半年過ぎた頃から彼女の存在が薄らいでいきました。夢に彼女が出てくるのが1週間に1度、2週間に1度、1ヶ月に1度、2ヶ月に1度、・・・・・・となりました。
私には、小学校6年間中に4年間クラスが同じだった「大石君」と言う、仲の良い友達がいます。大人になった今でも時々連絡を取り合っては酒を飲みます。
私が、中学2年になったある日、隣のクラスだった大石君が私のところに来て「青島君、今日一緒に帰らないか?話があるんだ」と言って来ました。
放課後、私は彼のクラスへ行き「大石君、帰ろうか」と誘ったら、彼の側に松野君が居ました。
松野君も南小学校からの生徒ですが、私はクラスが一緒になった事が無いので顔は見知っていたが、付き合いは有りませんでした。
その日、私達3人は一緒に帰りました。
途中で、大石君に「話があるって言ってたけど、何?」と聞いたら、大石君が「最近、この松野君のお兄さんが、日本舞踊の先生と結婚したんだって、それで君と仲が良かった杉山京子さんは、その義姉のお弟子さんで、松野君の家に踊りを習いに時々来るそうだよ」と言いました。
そして、松野君が私に「義姉さんから聞いたんだけど、京子さんは小学校の時に好きな男子がいて、それが君なんだ、義姉に君のことを色々聞かれたよ」と言いました。
そして、「今度の日曜日、大石君と一緒に俺の家に遊びに来ないか?そして、義姉さんに会ってくれないか」と言われました。
私は、忘れかけていた人を急に思い出して、「そうなんだ、彼女も僕と同じ気持ちでいたんだ」と思い、みるみる胸の中で嬉しさと会いたい気持ちが膨らみました。
その日から、当日の彼の家に着くまで、私は松野君の義姉に何を聞かれるのか、その事ばかり考えていました。
そして当日、大石君を誘い2人で松野君の家へ自転車に乗って行きました。
彼の家に着いて、松野君は「義姉夫婦の部屋は2階だから、上に行こう」と言って、私達2人を案内してくれました。
2階の義姉夫婦の部屋に入った時、そこに松野君の「義姉」と「杉山京子」さんの2人がコタツに入って座っていました。 私は、彼女とそこで再会_reencounter_したのです。
私達は、その部屋で4人でトランプをしながら、それぞれの近況を話したりして3時間程楽しく過ごしました。
そして、今度いつ会えるのだろうか?約束の無いまま、私は大石君と2人で家に帰ったのです。
その日以来、私と大石君と松野君の3人での付き合いが、大人になった今でも続いているのです。
私は、彼女と再会してからは月に1・2回松野君から連絡があると、彼の家で彼女と会うだけの交際でした。
中学3年になると、クラスの仲間は高校進学組と就職組にそれぞれ進む道が分かれてきました。
私が卒業した中学校は、現在では高校への進学率はほぼ100%ですが、当時は50%程で半分近くの人は中学から就職の道に進みました。
私は、勉強が好きでは無かったのですが、上の兄達2人も進学したので自然と進学組でした。そして、高校入試の勉強など学校生活が忙しくなり、と言うのは嘘です。それも有りましたが田舎だったので周囲の目もあり、受験生は家から出て遊ぶ事ができない雰囲気もあったのです。
ですから、自然と彼女と会う事も少なくなりました。
今日のブログ、ココまでにします。
続きは、次回 Part13: 高校入試_entrance examination_ をお話します。

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