2008年3月15日土曜日

俺の回想録 ≪Part4:幼稚園時代(2)≫_Reminiscences_Kindergarten_

今日は、私が4・5歳ごろの生活の様子をお話ししたいと思います。
私は、この頃はガキ大将で近所の同じくらいの子供達を従えて遊んでいました。しかし、ガキ大将として強がっていた反面気の弱いところもあって、私には怖いと思っていたものが3つありました。
1つ目は「父」でした。
私は、末っ子でしたので父は可愛がってはくれましたが、私が近所の子供を泣かすと理由も聞かず問答無用で殴られました。殴られた瞬間に目の中に星が散った様なものが見えるのです。
だから、父は怖かった~です。
2つ目は、お正月とか町のお祭りに見かける獅子舞です。
特にお祭りの獅子は酒に酔った青年団の人たちが中に入っていて若い女性などを見ると追かけたりするので、子供_Kindergarten_の私は怖くて獅子を見かけると急いで家の押入れに隠れました。
3つ目は、当時の神社のお祭りなど人の集まる場所には必ず傷痍軍人がいました。
白装束に兵隊の帽子をかぶりサングラスを架けて鳥居の所に立っていました。片腕の無い人、松葉杖を突いて片足の無い人、などが首から小さな箱を提げて施しのお金を頂いていたのです。
私は、子供心になぜか怖い人と思っていたのです。父に怖いと話したら怒られました。
母は、私に「あの人達はお国の為に戦争で負傷した偉い人達なんだよ」と教えてくれました。
そして、数年後(5年後程)には傷痍軍人の方々は見かけ無くなりました。
当時、私の家の近くにはお店が少なくて農家ばかりでした。そのため野菜を積んだリヤカーを自転車で曳いた八百屋さん、バイクの後ろにお肉を入れた竹籠を乗せたお肉屋さんが回って来ていました。
私は、友達と近所で遊んでいてバイクのお肉屋さんを見かけると、もしかしたら夕食は母がカレーを作ってくれたのではないかと期待したものです。我が家のカレーにお肉が入るのは月に一度ぐらいで、ほとんどはジャガイモとたまねぎだけでした。でも、私にはカレーは美味しくてご馳走でした。
今日は、ココまでにします。
この続きとして、次回 Part5: 小学校へ入学_Elementary school_ のお話しをさせて頂きます。

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