2008年3月13日木曜日

俺の回想録 ≪Part2:私の誕生≫_Reminiscences_Birth_

今日は、昨日の続きで私が生まれた時_Birth_のお話しです。
父と母は、東京で新婚生活を始めました。そして長男が生まれ、翌年終戦で父の実家に帰り、別棟の物置小屋の1部屋に間借りさせてもらい親子3人の生活を始めました。
そして、私の二人目の兄(次男)がこの父の実家の部屋で生まれたのです。
しかし、終戦で定職も無く生活は苦しく、母は自分の着物を潰して下駄のはなおを作り売り歩いたりしたそうです。
そんな時、近くのお米屋さんが息子さんを戦争で無くし、家の商いを継ぐ者が居ないので私の父と母に米屋の権利を譲るから米屋を始めないかと言ってくれたそうです。
父は、東京でサラリーマン(飛行機技師)をしていたので商人(米屋)になるのは気が進まなかったようです。しかし、母はいつまでも定職が無いのは不安だからと言って父の尻を叩いて二人で米屋を始める決心をしたのです。
そして、父は先妻の子である兄に実家の財産相続権の放棄を条件に小額のお金を借りて、実家から少し離れた海辺に近い隣町で米屋を始めたのです。
そして、この海辺に近い土地で私が三男として生まれた_Birth_のです。したがって、私達兄弟は生まれた場所がそれぞれ異なるのです。
私が生まれた家は、古い小さな農家風の家でした。家の中には天井が無く屋根裏の梁をねずみが通るのを子供の時によく見ました。家の前には、別棟の小さな物置兼ポットン便所があり、裏には手動の水くみポンプがありました。家の中には6帖ほどの土間があり、そこにりんご箱を並べて、箱の上に駄菓子とお米と計量秤を置いて米屋を始めたのです。また、当時の家の台所は6帖程の土間にカマドと木の風呂桶がありした。
今日は、私の誕生_Birth_としてココまでにします。
この続きは、Part3: 私の子供時代_kindergarten_ を紹介します。

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